雑穀番外編「畑のキャビア」

黙って出されれば高級食材チョウザメの魚卵キャビアとそっくりな草の実「とんぶり」は秋田県大館市比内町地域がほぼ独占するグルメに愛される“畑のキャビア”です。
別名「ほうき草の実」でアサガオ科ホウキギの1年草ですが、名前のように昔は茎を乾燥させて箒として使われていました。この地方では冠婚葬祭に欠かせない行事用食材だったそうですが、70年代中頃から転作作物として農家に奨励され栽培が広がりました。
秋田地方の雑穀ブームもあり、珍しい食材として「とんぶり」も全国市場を独占する“知る人ぞ知る”畑のキャビアなのです。もう一つのブームは「コキア」と呼ばれ、ひたち海浜公園では真っ赤なほうき草が観光名所となっています。2000年前に書かれた中国の漢方辞典では利尿薬、強壮薬ともされ現代の植物栄養素にもサポニンを多く含み糖尿病への効用が記されています。雑穀、雑草の実の多様性が発見される時代ですね。

コメントは受け付けていません。

このエントリーのトラックバックURL: