高齢者の「食べたい」を応援するマヨネーズ

秋の風が感じられるようになり、朝晩も少しずつ冷え込んでくる季節となりました。
秋と言えば食べ物をおいしく感じる「食欲の秋」ですが、高齢の方の中には、健康であっても加齢に伴い「噛む力」や「飲み込む力」が弱くなり、日々の食事が食べづらいと感じる方も増えています。

そんな時、マヨネーズを使ったひと工夫で、食べやすさをアップさせることが可能です。
例えば、パサつきやすい野菜や芋類にマヨネーズを和えることで、食材がコーティングされ、飲み込みやすくなります。
また、秋の味覚である秋鮭や秋刀魚は脂が乗って美味しいですが、脂身の少ない魚を調理する際には、極少量のマヨネーズを魚の表面に薄く塗って焼くと、マヨネーズの油分がパサつきを抑え、しっとりとした焼き上がりになります。

さらに、マヨネーズは少量でも効率的にエネルギーやタンパク質を摂取できるため、高齢者の低栄養を防ぐ助けにもなります。少ない塩分でもコクと旨味をプラスしてくれるのも、健康に気を使う方達にとって嬉しいポイントです。

マヨネーズは、おいしさと食べやすさを提供し、食事を楽しませてくれる頼もしい味方です。ぜひ、この秋もマヨネーズを活用して、皆で美味しい秋の味覚を楽しみましょう。

冷めても美味しい!マヨネーズが料理を格上げする理由

お弁当や作り置きなど、冷めても美味しく食べたいときに頼りになるのがマヨネーズです。卵焼きやハンバーグを作る際に少量のマヨネーズを入れて焼くと冷めてもふわっと仕上げることができます。
では、なぜマヨネーズを使った料理は冷めても美味しいのでしょうか?その理由には、マヨネーズの持つ「乳化」の力が関係しています。

マヨネーズは酢・油・卵から作る調味料ですが、本来は混ざり合わない水分(酢)と油を、卵黄に含まれるレシチンという物質の作用によって乳化させることで均一に混ざり合います。 乳化によって油が極小の粒子として均一に分散している状態になるため、例えばチャーハンを炒める際にマヨネーズを使うと、この油の粒子がお米1粒1粒の表面をコーティングしてくれ、余計な油を含まずパラっと仕上げてくれます。
また、前述した卵焼きやハンバーグを作る際にもこの油の粒子が大活躍。マヨネーズを食材へ加えることによって、お肉や卵のタンパク質の加熱による結合を穏やかにしてくれるため、冷めても固くならずふわっと仕上がるのです。

調味料としてだけでなく、料理のクオリティを一段上げるための格上げアイテムとしてもぜひマヨネーズを活用してみてください。

夏休み「お昼ご飯問題」をスピーディーに解決

夏休みシーズンに突入してきました。夏休み期間中は、毎日子供のお昼ご飯を用意しなければならないという「お昼ご飯問題」が発生します。
そんな時に便利なのが、冷蔵庫に常備している「マヨネーズ」です。今回は、忙しいママでも手間なしで作れる、マヨネーズを使った時短レシピをご紹介します。

<夏野菜のマヨピザ:材料2人分>
 ・食パン 2枚
 ・じゃがいも 1個
 ・ミニトマト 1個
 ・ズッキーニ  1/8本 
 ・ホールコーン  大さじ2
 ・ウィンナー  2本
 ・ゆで卵 1個
 ・マヨネーズ 大さじ2
  (おすすめ:比内地鶏たまごのマヨネーズ プレーン
 ・塩胡椒 少々

①じゃがいもは一口サイズに切り、刻んだズッキーニと共に電子レンジで加熱する。
②①をゆで卵と一緒にフォークでつぶしたら、塩胡椒で和える。
③食パンに②を広げ、ホールコーン、ミニトマト、刻んだウインナーをのせマヨネーズをかける。
④トースターで10分ほど焼く。くまさんマヨネーズは、素材の味を引き立て、料理をまろやかに仕上げる調味料です。チーズがなくても十分に子供が喜ぶ味わいになり、夏野菜も一緒に摂れる栄養満点な一品です。

夏休みのお昼ごはんは、出来るだけラクをして元気に乗り切りましょう。ぜひお試しください。

パリ五輪が生む新しい食のトレンドに注目!

いよいよ今月開幕するパリ五輪。異例の無観客開催となった東京五輪を経て、今年は現地での盛り上がりが期待されます。フランス パリといえば、数年前から専門店ができるほどおにぎりがブームになっているのをご存知でしょうか?

日本の定番おにぎりとは異なり、トマトやクリームチーズなどのサンドイッチに挟むような具材にアレンジされていて、通称「パリおにぎり」と呼ばれています。現地では日本の漫画やアニメを通じておにぎりの認知が広がり、ビーガンやベジタリアンの方など食事制限がある方も具材によって楽しめることから広く支持されているようです。

またマヨネーズ発祥の地としても知られるフランスなだけあり、サーモンやオリーブなどのフランスらしい食材と共にマヨネーズを使った味も多く見られます。日本ではツナマヨが定番ですが、日本人の口にも合いそうな具材はパリ五輪をきっかけに逆輸入され、定番化する可能性もありそうです。

これまでも2000年シドニー五輪によってグルテンフリーが、2004年アテネ五輪によってギリシャヨーグルトが世界に広まったと言われています。パリ五輪ではどのような食が広まり、新たなブームを作るか注目です。

梅雨の食卓は「マヨネーズ」で爽やかに

関東で梅雨といえば、昔はしとしと雨が降るイメージでしたが、近年は、
地球温暖化の影響で降水量が増加し、長雨や大雨に警戒が必要となってきました。

そんなジメジメと蒸し暑い梅雨の時期は、食欲も気分も沈みがちです。
そんな時こそ、万能調味料マヨネーズの力を借りて、さっぱりとした料理はいかがでしょうか。弊社のWebサイトで掲載しているマヨネーズレシピから一部ご紹介します。

和風カプレーゼをマヨネーズで
醤油で和風味をプラスしたカプレーゼは、いつものカプレーゼとは一味違った味わい。
アスパラなどの季節の野菜を添えれば、旨味も栄養素も更に摂取できます。

超簡単!和風タルタルソース
刻んだお新香をくまさんマヨネーズと混ぜるだけの簡単タルタルソースです。
お新香の代わりに、旬のらっきょうを使えば、栄養豊富で消化促進作用もあり、梅雨の時期にぴったりでしょう。

弊社の比内地鶏卵マヨネーズは、添加物や保存料を使用しない自然な味わいで素材の味を引き立てるマヨネーズです。そのため、どんな食材とも相性が良く、様々なアレンジ料理を楽しめます。
弊社のマヨネーズがあなたの食卓を彩り、梅雨の時期を爽やかに過ごしていただけたら幸いです。

マヨネーズは地中海からの贈り物

以前のブログで、マヨネーズの日本の歴史について述べましたが、そもそもはスペインの「メノルカ島」で誕生したとされています。

18世紀半ば、当時イギリス領だったメノルカ島にフランス軍が攻めた際、指揮を取っていたリシュリュー公爵が、島のレストランで肉料理に添えられたある美味しいソースに出会いました。 オリーブ油、卵黄、レモン汁を混ぜ合わせた濃厚なコクと程よい酸味。このソースがあまりにも絶品だったため、公爵はレシピをフランスに持ち帰り、レストランのあった港町の名前「マオン」にちなんで「マオンのソース」として紹介します。これが、マヨネーズの原型といわれています。

「ウフ・マヨネーズ」というフランス料理をご存知でしょうか。ゆで卵にマヨネーズを付けたビストロの定番前菜ですが、日本でも「ゆで卵にマヨネーズ」という美味しいコンビは、子供から大人までよく食べられていますね。
地中海に浮かぶ小さな島で生まれ、フランスの伝統的なソースとして普及したマヨネーズ。今やおにぎり、お寿司、お好み焼きなど和食にも定番の調味料として、今日も私たちの食卓に彩りを与えています。

じゃがいもとマヨネーズだけで作れる「手間なし!マッシュポテト」

「ステーキやハンバーグに合う付け合わせをなるべく簡単に作りたい…」
そんな時にぴったりな、パパッと簡単に作れるマッシュポテトレシピをご紹介します。

<材料>
・じゃがいも 4個程度
・マヨネーズ(「比内地鶏たまごのマヨネーズ(プレーン)」、または平飼い比内地鶏卵のマヨネーズが特におすすめです)

①皮を剥いたじゃがいもを茹で、なめらかになるまですり潰す
②マヨネーズをたっぷり入れ混ぜ合わせる

たったこれだけで、ボウルいっぱいに食べたくなるマッシュポテトが完成します!

牛乳やバターを使った定番レシピと比べて物足りないのでは?と思うかもしれませんが、マヨネーズの風味がしっかり活かされるので、味の濃いお肉料理の付け合わせに最適なさっぱりとした味に仕上がります。

お好みでブラックペッパーを足したり、ピンクペッパーなどのスパイス入りマヨネーズを使えばビールやワインにぴったりのおつまみに早変わり。

材料2つのシンプルな味付けなので、お子さんから大人向けまでアレンジ自在なレシピです。ぜひ一度試してみてください。

マヨネーズ、試練を乗り越え日本の味に

今や日本の食文化を代表する調味料のマヨネーズですが、決して順風満帆ではない歴史があります。

1925年に初の市販がスタートしましたが、第二次世界大戦によって新鮮な原材料の供給が途絶え、製造は中断します。戦後は食生活の欧米化によって脂質や動物性タンパク質の摂取が増え、マヨネーズもこの変化の中で大活躍をしました。

食生活の変化に対応する形で、マヨネーズはさまざまな料理に取り入れられ、サンドイッチスプレッドやタルタルソースなどの新製品が誕生しました。しかし、需要が拡大する一方で良質な植物油の供給事情が悪化し、製造には多くの難題が伴いました。当時は大豆や菜種などの油糧種子には割当制度があり、輸入が制限されていたのです。

この困難に立ち向かいながらも、昭和36年に大豆、昭和46年に菜種の自由化が実現。これにより、サラダ油の使用が拡大し、マヨネーズの製造は順調に発展していくことが出来ました。

マヨネーズは、時代の変遷という試練を乗り越え、今日の我々の食卓を彩る一部となっています。その歴史を振り返ると、マヨネーズが持つ深い味わいを一層感じることが出来るのではないでしょうか。

マヨネーズの質に注目してみよう

食材のおいしさを引き立て、私達の毎日の食卓に欠かせなくなったマヨネーズですが、使用される油や卵の質に注目することで、将来のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)をより高めることができると考えます。

一般的なマヨネーズで使用される油脂は植物油ですが、加工・精製する過程でトランス脂肪酸ができることがあります。日頃より脂質に偏った食事をしている人は生活習慣病のリスクを一層高めるため、トランス脂肪酸フリーのものを選ぶなど留意が必要です。

また、自然豊かな広大な土地で、たっぷりと太陽の光を浴びながら、のびのびと育てられた鶏の卵は鮮度が高く、食べた人に本質的なエネルギーを与えてくれると感じます。

どのような食べ物を選び、どのように食べるか。その日その一口の食物が積み重なり、5年後、10年後の心と身体の健康状態が変わります。

我々はこれからも皆様がいつまでも健康でより良い生活を送れるよう、自然な素材や自然な作り方にこだわったマヨネーズ作りに尽力していきます。

日本のマヨネーズの高い“コミュ力”!

サラダや揚げ物はもちろんご飯やパンなど、万能な調味料といえばマヨネーズです。料理ジャンルを問わず幅広い使い方をするのは、実は日本特有なのだそうです。理由は材料や味の違いにあります。

欧米のマヨネーズは、卵に全卵を使用し、酢はぶどう酢や野菜を発酵させた醸造酢、油はサラダ油を使用するのが主流です。あっさりとした味わいのため主に野菜にかけて食します。一方日本のマヨネーズは、卵は卵黄だけで作られるものが多く、酢はまろやかな米酢、油は菜種油や米油を使用するのが主流です。欧米のものと比べるとコクや風味があります。

ヨーロッパ発祥のマヨネーズですが、洋食だけでなく和食にもマッチするように開発が進められた結果、日本のマヨネーズは独自の進化を遂げその万能さから何にでもかける人をマヨラーと呼ぶ言葉も定着しました。様々な料理に調和できる日本のマヨネーズは、現代の言葉でいう“コミュ力の高い”調味料と言えそうです。