地名になった雑穀たち

「雑穀」という言葉がいつ頃から使われたかは定かではありませんが、雑穀ブームもあり“ヒエ・アワ・キビ”が雑穀としてすぐ浮かびます。
昔は、時代によってマメ類やムギ類、ソバやゴマまでが雑穀に含まれることもありました。
「雑穀」とは、主にイネ科の穀物の中でも小さな実を付ける作物の総称として使われていますが、英語でもミレット(millet)と呼ばれ、milleが数字の千を意味するとおり数千粒の実をつけることから、そう呼ばれたのです。
そんな雑穀たちの名前が地名になったと民俗学者柳田国男さんが説かれています。
「アワ」が多く生産されたので阿波の国(徳島県地方)、「ヒエ」が多く生産された閉伊の国(岩手県から青森県地方)、「キビ」が多かった吉備の国(岡山県・広島県地方)と呼ばれたのだという説です。
雑穀がその地を表す地名になるほど主要な食糧として大切にされていたことが分かるような気がします。

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