期待される北秋田の雑穀文化のルーツ(2)

縄文時代のストーンサークル「伊勢堂岱遺跡」

日本の自然遺産、白神山地の秋田県側の麓、鷹巣の米代川の近くに縄文時代後期の「伊勢堂岱遺跡」が1992年に発見され、2001年には約16万㎡が国史跡に指定されました。この遺跡は長径32m~45mの4つの環状列石群が確認され、堀立柱建物や土擴墓群、捨て場などで構成され、鹿角市の大湯環状列石と合せて「縄文時代のストーンサークル」として、秋田、青森、岩手、北海道の古代遺跡群と一緒に世界遺産登録を目指しています。出土品にはヒョウタン形土器、キノコ形、渦巻形土製品や板状土偶など珍しいものがあります。この地方は積雪寒冷地帯のため、水稲耕作も遅く伝わったと推定されており、籾痕のついた土器片が発見されても、弥生時代の水田跡はまだ未確認です。豊かな自然に囲まれ狩猟、漁労、採取などを主体とした生活が長期間続いていたことを考えると、米の前に雑穀の時代があったことがわかります。縄文文化の食生活が解明されるのも近いのでしょうね。

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