期待される北秋田の雑穀文化のルーツ(1)

世界の考古学者の発掘調査で、5千年、7千年前の遺跡からアワやキビの種が発掘されています。くまさん自然農園の近くにも胡桃館(くるみだて)遺跡があり、1953(昭和33)年に須恵器と土師器の壺が出土し、その後巨大な土居と三間の扉が方立柱とともに発見され、きわめて重要な遺跡だとわかりました。

調査では千年前の建物がそのままの状態で出土した例は、奈良、京都の神社仏閣を除いて他になく、板倉式と呼ばれる構造で東大寺や正倉院と同じ構造です。東北地方で現在最古の建物は中尊寺金色堂(1124年)ですが、それよりも古いのです。その後の調査で木札や木簡なども出土し発掘された木簡には「月料給出物名張」や「米三合」などの数量が書かれています。2008年の奈良文化財研究所との合同地中レーダー調査で、他に5ヵ所で建物が見つかっており、米だけではなく雑穀の収穫状況や種、雑穀文化や北秋田の生活文化のルーツの解明が期待されています。

 

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