地球環境変化を乗り越える雑穀文化

先進国の少子高齢化による人口減、発展途上国の人口爆発で2050年の世界人口は100億人に達すると予測されています。また、地球温暖化で牧草地の約14%が深刻な干ばつになり、灌漑耕作地の60%以上が水不足にさらされるとも予測されています。

一方では気候変動で新たな災害、線状降水帯が発生するなど人類が直面したことのない災害で”食糧危機”が広がっています。地球環境の様々な変化に対応して今「植物工場」が拡大し、将来、主要な作物の全てをカバーし通常の農業を超えるとも予測されています。

かつて飢饉や災害に雑穀たちが”災害作物”として人々を救ったように”自然の植物工場”の役割を担うのではないでしょうか。

古代ギリシャ人が”過去と現在を確かに見ることが未来だ”と説いたように、雑穀文化をつなぐことが新しい時代の危機を乗り越える知恵であり雑穀の底力を借りる時ですね!