ふるさとのDNA「森吉山」と「米代川」

くまさん自然農園のある鷹巣地方は、豊かな恵みをもたらす米代川と遥かな森吉山(1,454m)がふるさとの誇りです。鷹巣小学校の校歌には「米代川にかげうつし 清くそびえる森吉山を 心の鏡とあおぎつつ 正しくのびていくわれら」と歌われ、鷹巣中学校では「遙かにのぞむ 森吉山よ 米代川に 影さして 清き姿 仰ぎつつ 風さえゆかし わが学びやよ」とあり、鷹巣農林高校では「流れて広き 米代川よ 聳えて高き 森吉山よ 偉大の自然に 朝夕鑑み 若き我等ぞ 学びに励む」と歌われているのです。
この地で生まれ育った子どもたちにとって米代川と森吉山はふるさとのDNAとして体にとけ込む風景です。縄文遺跡も多く森吉町の「白坂遺跡」からは有名な「遮光器土偶」や「人面付環状注口土器」なども出土しています。阿仁町からは鮭が刻まれた「魚型文刻石」(別名・鮭石)も出土しており、縄文人の豊かな暮らしがわかります。
そんな豊穣の地の山、川に感謝する事から一日が始まります。
(参考文献:「あきた北空港」(前川清治著・秋北新聞社刊)