雑穀は“小さな命の宇宙”

あわやきびの粒はきわめて小さく、一粒は大体1mmから2mmですが、この小さな粒の中に強い生命力があり遺伝子があり、土に蒔くと発芽します。小さな雑穀の一粒一粒には発芽に必要な栄養成分や遺伝子を守る抗酸化成分が含まれています。また、あわやきびの黄色い色素にはポリフェノールやビタミン・ミネラルなどの栄養素が含まれています。
雑穀食は、一粒一粒につまった植物栄養素とエネルギーを丸々いただくことであり、“小さな命の宇宙”を吸収できるのです。
私たちの食生活が“雑穀混炊型”の時代は生活習慣病などのない健康な時代でしたが、白米が主食になって栄養バランスを崩すとビタミンB1の欠乏のため心臓や神経系に障害を起こし足がしびれたりむくんだりする“脚気”が流行した時代がありました。
雑穀は豊食の時代を迎へ注目すべきスーパーフードとして再登場し、健康な暮らしに欠かせない小さな命の救世主です。