救荒作物から健康救済作物へ

お米が主食になるまで、長い間ヒエ、アワは日本最古の主食で古代の健康食でしたが稲作が始まりお米が主役になりヒエ、アワは雑穀とひとくくりに呼ばれるようになりましたがそれでも飢饉の救荒作物としてヒエ、アワは無くてはならない救済作物でした。
古代は食料として食生活を支えましたが21世紀に入ると飽食の時代の中で生活習慣病の改善に雑穀の植物栄養素が注目され“健康救済食”として世界に広がっています。
ヒエ、アワに含まれるカリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムや鉄、亜鉛などのミネラル類がバランス良く含まれており、現代人に不足がちなビタミン・ミネラルを摂る最適な食材として評価されているからです。
2020年の厚労省の発表でも1日当りの食物繊維の基準18gを満たすには雑穀の植物栄養素が理想であると評価しています。血糖値の上昇を抑制し血中コレステロールを下げる雑穀類は現代に欠かせないスーパーフードです。