マヨネーズは地中海からの贈り物

以前のブログで、マヨネーズの日本の歴史について述べましたが、そもそもはスペインの「メノルカ島」で誕生したとされています。

18世紀半ば、当時イギリス領だったメノルカ島にフランス軍が攻めた際、指揮を取っていたリシュリュー公爵が、島のレストランで肉料理に添えられたある美味しいソースに出会いました。 オリーブ油、卵黄、レモン汁を混ぜ合わせた濃厚なコクと程よい酸味。このソースがあまりにも絶品だったため、公爵はレシピをフランスに持ち帰り、レストランのあった港町の名前「マオン」にちなんで「マオンのソース」として紹介します。これが、マヨネーズの原型といわれています。

「ウフ・マヨネーズ」というフランス料理をご存知でしょうか。ゆで卵にマヨネーズを付けたビストロの定番前菜ですが、日本でも「ゆで卵にマヨネーズ」という美味しいコンビは、子供から大人までよく食べられていますね。
地中海に浮かぶ小さな島で生まれ、フランスの伝統的なソースとして普及したマヨネーズ。今やおにぎり、お寿司、お好み焼きなど和食にも定番の調味料として、今日も私たちの食卓に彩りを与えています。