雑穀の教え

人類は400万年前にアフリカ大陸の東、今のエリトリアの地に生れたといわれています。

アフリカ原住民のほとんどは穀物、芋、豆を中心にした菜食で強靭な体力と健康を保っています。ケニアのマサイ族も食料の8割以上が菜食だそうですから驚きます。

アフリカ大陸は多様な穀物の発祥地と言われ人間に一番近いゴリラは100%菜食で、木々や草の新芽を摘み食べています。

人間の歩く速さは1時間およそ4kmで、一日の行動範囲は半径16km以内だそうです。

昔の人が「四里四方の食べ物を食べると健康になる」といった“身土不二”の考え方は、歴史が証明しています。

季節の旬の山野草や地野菜を食べて季節の気候に適応する力と雑穀の恵みをいただいて生きるのが理想的な暮しの基本だったのですね。日本でも昭和の初め頃まで、雑穀が主食だったことをもう一度振り返ってみる時なのかも知れませんね。