雑穀のレガシー(遺産)を現代に!

雑穀が主食の時代は、餅はあわ餅、ひえ餅、きび餅が作られていたようで、私たちに馴染みのあるのは万葉集の“桃太郎神話”のきび団子ではないでしょうか。

鬼たいじに行く桃太郎が“きび団子”で犬、猿、きじを家来にしましたが一番美味しい餅がきび団子だったからだそうです。

室町から江戸時代には、あわ餅、ひえ餅、きび餅も栄養豊富な庶民のお菓子として手軽に団子として茶屋で売られていたようです。

餅は平安時代には鏡餅の文化が広がり神に供える魔除けと健康を願ってのハレの日の食べ物でした。

あわは古事記にも登場し奈良時代には米と粟が正規の租税として使われていましたし、ひえも古事記の保食神(うけもちのかみ)の神話に出てくる冷害に強く常に飢餓を救ってきた作物で名前の由来も冷えに強いことから“ひえ”と付いたそうです。

雑穀は現代のレガシーですね。